2017.01&02 バンダナ

バンダナ

バンダナというのは四角な布を半分におり、それで頭を覆うその布のことをいいます。 一番多いのはいわゆる海賊被りで、食堂の調理人などがこのかぶり方をしているようです。 今時の本物の海賊がバンダナの海賊被りをしているかどうか、いかりじろうは寡聞にして知りません。

そして、バンダナといえばペイズリ―柄です。 

もともとのこの模様の発祥はペルシャらしいのですが、インドに伝わり、やがて繊維工業が盛んだったスコットランドのペイズリ―で大量に生産され、ペイズリ―の名前が世界に広まったようです。

ペイズリー柄はゾウリムシミドリムシなどの原生動物、植物の種子・胞子・果実、花弁、ボダイジュなどの葉、初期段階の胎児、尾を引いた生命の塊などに例えられ、生命力や霊魂と結び付けられることもあるデザインのようです。 日本では勾玉模様ということもあるようです。 

ところでいかりじろうがなぜ急にペイズリ―柄のバンダナに興味を持ったのか? 知人が急に入院したと聞いて見舞いに行ったのが始まりです。 

腰痛で整形外科に入院と聞いて見舞いに行ったところ、待合室にその知人が赤いバンダナを被って現れたのです。 

「なんだい? その場違いなかぶり物は?」 

彼曰く「整形外科の入院患者はその多くが老人で髪の毛が黒い若者は殆どいないんだ」 

「それで?」 

「俺も歳で白髪頭だから、帽子をかぶる訳にはいかないのでバンダナでささやかな抵抗をして雰囲気を変えようと思った訳さ」 

「なるほど!それでその効果は?」 

「看護師の女性から『素敵ね〜!』と言われた」 

そう言われてみれば、外来客の多い1階はともかく、入院患者ばかりの上の階は年配者、つまり白髪頭ばかりです。 これなら男性はバンダナ、女性は色とりどりのスカーフでもかぶったら、ずいぶん雰囲気が変わるのかも知れません。 

果たして病院の雰囲気を変えようという知人の試みは実現する見込みはあるのでしょうか?

 

 

編集後記

寝ころんで空見上げたいれんげ畑    延川笙子

都会生活では一面に広がるれんげ畑を見る機会も滅多にありません。