2017.03 江差追分

江差追分

世界にはその土地々々に古くから伝わる歌があります。 いかりじろうはクラシック音楽、中でも歌が好きで、イタリア民謡・ロシア民謡・オペラのアリア等が大好きです。 我国の民謡はと振り返ってみると、盆踊りやお祭りの時に歌われる「民謡」中心に、各地に古くから伝わる民謡が数多くあります。

数ある日本各地の民謡の中でも、クラシック音楽で歌われるイタリアやロシア、そしてオペラのアリアにも匹敵する日本古来の歌い継がれてきた素晴らしい歌(民謡)、それが「江差追分」です。 

「カモメのなく音に ふと目を覚まし あれが蝦夷地の山かいな」 

たった26文字を2分50秒程度かけ歌うために、一文字を伸ばすなどの節回しが特徴です。 これも北海道江差の海に根付き生まれた独特の歌い方なのでしょう。

いかりじろうは初めて江差追分を聴いた時に、こんな素晴らしい民謡が日本にあったのかと感激すると同時に「これは難しくて自分には歌えないな〜!」と感じました。 しかし、その後CDを聴いたりYou Tubeを聞いたりしているうちに、やっぱり自分でも歌ってみたいという気持ちが強まり、調べると江差追分会(本部北海道江差市 同好の士の集まりで国内159支部、海外5支部)という集まりが各地にありました。 

江差追分会のHPを見ると、見出しに「その人の人生が聴こえる唄『江差追分』」とあり、更に「江差追分は、美声じゃないから唄えない、という唄ではありません」と嬉しいキャプションが付いています。 その言葉を信じて江差追分会神戸支部に入会しました。 

江差追分の成り立ちは、信濃国追分宿の馬子唄が江戸時代の北前船の船頭たちによって伝わったものと、越後松坂くずしが謙良節として唄われていたものが融合されたと言われています。 歌い継がれる間に幾多の変遷を経て、多くの流派が発生しましたが、1908年(明治41年)に追分節正調研究会が発足し、各派の師匠たちが論議を重ねた結果、正調追分節の基礎が固まったそうです。 

 江差追分の全国大会が毎年秋に江差市において行われます。 秋には是非、江差へ大会を見に、そして聴きに行きたいと思っています。 そして、いかりじろうが江差追分を歌えるようになるかどうかは、これからの課題です。

 

編集後記

たばこ辞め今日で十日の春霞    河合笑子

副流煙論議がかまびすしく、スモーカーには厳しい季節が到来しそうです。