安全な化粧品の選び方

安全な化粧品の選び方

★化粧品の安全性とは
化粧品に必要な安全はただ単に良い成分、安全な成分を使っているだけでなく、その製造工程から使い方に至るまで、お客様が化粧品を使って肌を美しくする目的を達成するプロセスすべてにわたる問題です。

★製造時の安全性  
製造時の安全はGMP基準が清潔で安全な化粧品を作るための指針となります。 GMP(Good Manufacturing Practice)基準は WHO(世界保健機構)が定めた基準で医薬品、化粧品、食品などの業界が対象です。 その内容は分かりやすい具体例で言えば作業室の天井や壁には棚や突起物がないこと(ホコリや虫などの異物の落下混入を防ぐため)、作業室への出入りは外部から直接でなく必ず廊下など経由すること(二つのドアを通る・外気が直接作業室に入ることを防ぐため)などです。製造設備の清潔確保のメンテナンスは当然のことですが、建物自体が異物混入を防ぐ構造でなくてはなりません。

★成分の安全性
化粧品の成分は同じ成分でも他の用途のものよりも精製度が高く価格も高いのが普通です。 全成分表示になって以来、化粧品に使うことが出来る成分がそれ以前に比べて大幅に増えましたが(3倍以上?)どのような成分を使用するかは各メーカーの責任で決定されます。 そのために化粧品の購入前に全成分を確認してアレルギーの有無などを購入者が調べることが出来るようしたのが全成分表示の目的です。 もちろん一部の危険な
成分については国の規制があります。 例えばホルマリンはわが国ではいかなる化粧品にも配合することは出来ません。その他、トウガラシチンキ、タール色素、防腐剤なども目的(化粧品の種類)により使用量に厳しい制限があります。

★使い方の安全性  
ここまで成分を中心に安全性を述べて来ましたが化粧品の使い方にも配慮が必要です。 「過ぎたるは猶及ばざるが如し」で早くキレイになろうという熱心さが仇となる例が少なくありません。特に物理的な刺激(マッサージなど)はよほど慎重に行わなければなりません。 簡単に言えば「マッサージをして」トラブルになった人はいますが「マッサージをしなくて」トラブルになった人はおりません。 

 

無添加化粧品

ひと頃流行ったものに無添加化粧品があります。 無添加とはどういう事でしょうか? 何を添加していないのでしょうか? 
「添加」というのは主剤(主な内容物)に対して微量成分を添加することを言います。 化粧品、例えば化粧水の場合は一番多いのは一般的に水、次にBG、グリセリンなどですがこれらの主剤に対して保湿を初めとするいろいろな目的のために各種成分が添加されます。防腐剤も防腐の目的のために必要量が添加されます。 すると無添加というのは?
それはかつて化粧品の安全性(主としてアレルギーの)の目安であった指定成分を添加していないと云うことです。 全成分表示の今となっては「かつての指定成分」という表現になりますが。無添加というと何か混じり気のない純粋なイメージがありますが指定成分を添加していないだけですから、正確には「指定成分無添加」というべきです。 「無添加」は化粧品の品質を表す言葉ではなくて「営業上の表現」と考えるべきです。

指定(表示)成分とは?

指定(表示)成分は化粧品の使用者があらかじめその成分中のアレルギーの原因物質の有無を確認するために表示を厚生省(現厚労省)の通達で義務付けられていた成分のことです。 

当時は全成分表示ではなかったために化粧品の成分の安全を確認する唯一の手段でした。 指定成分、中でも防腐剤はその性格上他の成分に切り替えることが難しく、結果としてパラベンなどが現在でもかなり使われています。 同じ殺菌防腐剤でもフェノキシエタノールは指定成分でなかったために表示の必要がないということで当時の無添加化粧品などに使われました。 

無添加化粧品の以上のような経緯からも無添加というのは自然、天然、純粋などを意味する訳ではありません。 昔の(全成分表示以前)指定成分を配合していないということに過ぎません。

結論としては無添加化粧品とは「無添加という名前をつけた化粧品」ということになります。